IT営業に向いているかを考えるなら、相手の話を聞いて整理する、分からないことを確認する、関係者と調整する、といった行動を続けられそうかに注目してみてください。「話すのが好き」「ITに詳しい」という自己評価だけでは、仕事との相性を確かめきれません。
この記事では、公式の職務説明をもとに、応募前に自分を振り返る観点を整理します。以下の表は適性検査や当社の選考基準ではありません。得意な行動、練習したい行動、応募先へ確認したい条件を分けるための点検例です。
IT営業の適性は、まず担当する仕事と照らし合わせる
厚生労働省のjob tagは、ITのコンサルティング営業について、顧客の課題に対して情報システムやサービスを提案・販売する仕事と説明しています。エンジニアとの協働や顧客業務・商品の理解も必要とされ、新規開拓から納品後の対応まで、担当範囲は企業によって異なります。job tag「コンサルティング営業(IT)」
この仕事内容から、適性を考える入口として「聞く・確認する・調整する・学ぶ」を取り上げます。加えて、応募先の目標への取り組み方も確かめましょう。例えば当社の募集では、話を聞いて必要な情報を整理することと、営業として目標や行動量に向き合えることを必須条件に挙げています。当社のIT営業募集
仕事の全体像がまだつかめない場合は、先にIT営業の仕事内容と提案の流れを確認し、気になる求人で何を担当するかを書き出してください。
IT営業に向いているかを確かめる5つの観点
次の表では、抽象的な性格を具体的な行動に置き換えています。仕事や学校、接客などで経験した場面を一つ思い出し、実際にどう動いたかを振り返ってみましょう。
| 点検する観点 | 振り返る行動 | まだ経験がなければ試すこと |
|---|---|---|
| 話を聞いて整理する | 要望を聞いた後、目的や優先順位を確かめたか | 相手の話を短くまとめ、認識が合っているか確認する |
| 分からないことを確認する | 不明点を曖昧なまま答えず、確認先を探したか | 分かることと未確認のことを別々にメモする |
| 関係者と調整する | 意見が異なる相手の条件を整理し、次の行動を決めたか | 依頼内容・担当者・回答期限を一覧にする |
| 必要な知識を学ぶ | 初めて扱う商品や業務を調べ、説明し直したか | 求人に出てくる用語を一つ選び、用途と疑問点を書く |
| 目標と行動を振り返る | 目標との差を見て、自分の行動を見直したか | 仮の目標に対し、実行したことと次に変えることを記録する |
「できる」がいくつあれば向いている、という点数にはしません。各観点に対して、経験を説明できる・まだ試していない・続けることに負担を感じるの三つでメモを残す案を勧めます。
経験を説明できる項目は、応募先の仕事との共通点を探します。まだ試していない項目は、表の右欄を一度やってみましょう。続けることに負担を感じる項目は、何が負担なのかを言葉にし、担当範囲や支援体制を確認する材料にします。
仮の商談場面で、自分の反応を確かめる
ここでは「情報を共有する仕組みを来月までに整えたい」と相談された場面を想定します。実案件や当社の採用課題ではなく、自己点検用の架空例です。
すぐ商品名を挙げる前に、次の点を聞く練習をしてみてください。
- 現在は誰が、どんな方法で情報を共有しているか。
- どの作業で困っていて、何ができれば改善したといえるか。
- 来月という期限の理由と、先に実現したい範囲は何か。
次に、聞けた内容を「確認できたこと」「まだ分からないこと」「技術担当などに相談したいこと」に分けます。実現できるか不明な点は、できると約束せず確認事項に残してください。
この練習で見たいのは、正しい商品を即答できるかではありません。相手の話を具体化する作業に関心を持てるか、不明点を残して相談する行動を取れそうかを振り返ります。知識が足りないと感じたら、何を調べれば次の質問ができるかを書き足してみましょう。
苦手なことは、行動と職場の条件に分けて考える
「人前で話すと緊張する」なら、少人数の会話、資料を使った説明、電話など、どの場面で負担を感じるかを分けてみてください。性格の名前だけで応募候補を外す前に、実際に求められるやり取りを確認することを勧めます。
また、「知識が足りない」と「新しいことを調べる作業を続けたくない」も、別々に考えたい点です。前者なら学ぶ範囲を具体化できます。後者なら、求人に書かれた業務を日々続けることへの希望を、もう一度整理してみてください。
一人で判断する場面に不安があるなら、技術的な相談先や提案の確認手順を応募先へ聞きましょう。目標に強い負担を感じるなら、何を目標とし、どのように進捗を確認するのかを質問します。制度や相談先があると決めつけず、回答と自分の希望を照らし合わせてください。
応募前に、点検結果を三つの確認へつなげる
自己点検を終えたら、次の三点を一枚にまとめてみましょう。
- 自分の経験から説明できる行動を一つ選ぶ。
- まだ試していない行動を一つ練習し、難しかった点を書く。
- 求人だけでは分からない担当範囲や相談先を質問にする。
得意な点だけで決める必要はありません。苦手な作業が担当業務の中心なのか、どこまで自分で担うのかを確かめたうえで、応募を検討してください。面接へ進む段階では、IT営業の面接準備を使って、実際の経験を説明できる形に整理できます。
テクノヴァースを検討する方は、IT営業(SES営業)の募集ページで現在の仕事内容と応募要件をご確認ください。自己点検の結果を、募集されている仕事との相性を確かめる材料としてお使いいただけます。