DNSレコードでのドメイン所有権確認では、利用するサービスが指定した文字列などをDNSへ登録し、そのサービス側で確認します。ここで確かめるのは、サービスが定める条件でドメインを管理できることです。
この記事ではTXTレコードを使う例を中心に、登録先と値の確認順を整理します。実際の設定内容は、利用先の公式画面とDNS事業者の案内に従ってください。
確認用の値は正規の発行元から取得する
TXTには文字列を登録でき、ドメイン所有権の確認にも使われます。ただし、任意の文字列を書けば確認できるものではありません。TXTレコードの解説
たとえばGoogle Search Consoleでは、対象プロパティの確認手順で発行された値をDNSへ追加します。サービス名、対象ドメイン、操作中のアカウントが意図したものかを確認してから値を取得します。Search Consoleの公式手順
メールやチャットで突然届いた値を、そのまま登録する運用にはしません。誰の何のサービス利用を認める作業かを確認します。
種類・名前・値を別々に照合する
確認画面とDNS管理画面では、同じ項目に異なる名前が付いている場合があります。入力前に次の対応表を作ると確認しやすくなります。
| 項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 種類 | TXTが指定されているか、別方式ではないか |
| 名前・ホスト | ドメイン直下か、指定されたサブドメインか |
| 値・内容 | サービスが発行した文字列そのものか |
| 管理先 | 現在その名前を公開するDNSのゾーンか |
| 目的 | どのサービス・アカウントの確認か |
ドメイン直下の表記は、画面によって空欄や@などの扱いが異なります。名前を二重に補ってしまわないよう、DNS事業者の案内と実際に表示される登録名を照合します。
既存のTXTレコードを保持する
TXTにはメールや別サービスの設定が入っていることがあります。新しい確認値を登録する際、別用途の値を置換しないようにします。
仮に「確認用の値を追加する」作業で、メール用の既存値を上書きしてしまうと、確認の成否以外にも影響が及びます。変更前の対象レコードを記録し、今回加える値だけを識別できる形にしましょう。
保存できたことと外から見えることを分ける
管理画面で保存できても、サービスが参照する公開DNSの結果が意図どおりとは限りません。対象の名前とTXTを問い合わせ、発行された値が含まれるかを確認します。
Search Consoleの公式手順も、確認レコードが公開されているかを調べる方法を案内しています。結果が違う場合は、名前・値・管理先を先に見直し、待ち時間だけを原因と決めつけないようにします。
キャッシュや反映待ちの考え方はDNSのTTLも参考になります。確認完了までの時間は利用先や環境で異なり、一律の即時完了を前提にしません。
確認後も値の管理を続ける
確認に通った後の削除可否は、サービスの仕様で判断します。Search Consoleは確認状態の維持のため、確認用DNSレコードを削除しないよう案内しています。
発行元・対象・登録内容・確認結果を残し、担当が変わっても値の役割が分かるようにしておきましょう。